HIFINE HI-6503 コンポーネント2wayスピーカー
- Speaker addict
- 2020年12月24日
- 読了時間: 2分

HIFINE HI-6503
ブランドコンセプトに、
"Every car owner can enjoy the beauty of music"
を掲げ、手が届く価格で音楽の美しさを提供し続けているブランドです。
本業は、ブランド保有会社との契約により、有名、高級ブランドの製品を生産することですが、
自社ブランドを立ち上げたのがこのHIFINEです。
ドイツ、イタリアの某超高級ブランドのサプライヤであり、技術力は一流です。
製品には熟練の技術を汲んでいて、優れた音質と低価格を実現しています。
高級ラインの製品は高額なブランド製品と勝負できる品質、音質を備えています。
また、確かな技術力を持ちながら、気取らない商品ラインナップもしています。
低価格な製品にも音質へのこだわりから、要所を押さえて高音質設計をしっかりしているブランドです。
このHI-6503は松竹梅で言えば梅の、低価格帯の製品です。
低価格の製品ながら、ミッドウーファーにはダイキャストフレームを用いています。

コーンはペーパーでできており、共振を押さえた樹脂のセンターキャップを装備。形状から、振動板中心の位相特性の改善に寄与しています。
これは、某、元ドイツブランドの製品の中級価格帯製品にも用いられるような装備です。
コーン紙の素性が良く、この価格帯としては大変優秀なベースの再生能力と音離れを実現しています。

ボイスコイルには25mmアルミニウムボイスコイルを使用。
振動系の重量を軽くするために、高級スピーカーにも用いられることがあるようなボイスコイル。
コーンの重量と、ボイスコイルの重量がきちんと軽量になるようにこだわって設計されたスピーカーです。
その甲斐あって、非常にスピーディなベースを量感豊かに鳴らすことができます。

ダンパーとエッジと、実際に通電した時のバネのバランスが良好で、車のドアという環境化においてしっかりと鳴らすことができる仕上がりです。

マグネットは15ozの重量級を装備し、先述した高性能ボイスコイルと相まってパワフルな磁器回路に仕上がっています。
低音を鳴らすスピーカーはスピーカーそのものの重量というのも性能の一部ですが、ダイキャストフレームとマグネットにより、ずっしりとした重さになっています。
振動系は軽く、その振動を受け止める部分は重く、ウーファーとして理想的です。

ツイーターに関して、樹脂系のソフトドームであるため、もともと廉価な造りでも失敗が少ない特性のものではありますが、この製品の場合はエネルギッシュな高域を鳴らすことができ、ドアに取り付けるミッドバスとのバランスも良好で理想的な音質に仕上がります。
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