HIFINE HI-6509 コンポーネント2wayスピーカー
- Speaker addict
- 2020年12月24日
- 読了時間: 3分
HIFINE HI-6509
ブランドコンセプトに、Every car owner can enjoy the beauty of musicを掲げ、
手が届く価格で音楽の美しさを提供し続けているブランドです。
本業は、ブランド保有会社との契約により、有名、高級ブランドの製品を生産することですが、
自社ブランドを立ち上げたのがこのHIFINEです。
ドイツ、イタリアの某超高級ブランドのサプライヤであり、技術力は一流です。
製品には熟練の技術を汲んでいて、優れた音質と低価格を実現しています。
高級ラインの製品は高額なブランド製品と勝負できる品質、音質を備えています。
また、確かな技術力を持ちながら、気取らない商品ラインナップもしています。
低価格な製品にも音質へのこだわりから、要所を押さえて高音質設計をしっかりしているブランドです。
このHI-6509は松竹梅で言えば竹の製品です。
ミッドウーファーにはダイキャストフレームを用いています。

見てのとおり、高級ブランド製品と比較しても遜色のない、しっかりとしたフレームとなります。
また、ボイスコイルの放熱も考慮したデザインでありハードな使用にも耐えうる設計です。

振動板はメーカー独自の天然系素材を用いており、内部損失、剛性、コーンの軽量さに優れています。厚みのある低域と、スピード感を両立していてhi-fiな鳴りです。
フェイズプラグも装備しており、コーンの中央部で発生しやすい位相の乱れも制御されています。

磁器回路には15ozのマグネットを使用しており、重量、大きさともにしっかりとしています。低域を鳴らすスピーカーはそれそのものの重さというのも非常に重要なファクターですが、フレームとマグネットからなる構造物が非常に重く、低域の特性に優れます。
ボイスコイルは1インチ径のアルミニウムボイスコイルを用いています。
振動板の軽量さは申し分のない素材ですが、ボイスコイルが重くなってしまっては振動系全体の重さが増すことになる為、低域のスピード感が出ません。
このスピーカーに用いられるボイスコイルは高級品にも使われる、軽量なアルミニウムボイスコイルであり、アンプからのパワーを効率的に音に変換できます。
つまり、ミッドバススピーカー、ウーファーとしての性能が高く、音源に正確な音楽を再生することができます。

ツイーターに関して超高域まで繊細な鳴りで、スムーズです。
また、プレミアムなシルクドーム振動板であるため比較的中域からの鳴りが豊かです。
ドアに設置されるミッドバススピーカーとの音の繋がりが非常に良好で、
眼前に自然なステージを展開することが可能な性能を持っています。
クロスオーバーネットワークも高級機と比較しても遜色のない素子が使われており、
ツイーター、ミッドバスともに微細な音も逃がさない高音質な仕様になっています。
同価格帯のスピーカーの多くは、どうしても見えない部分や詳しくない方にはわからないところのコストダウンをしっかりとしていることが多いですが、
この製品はご覧のとおりこだわりの造りです。
引き締まり、量感もある低域に全域に渡ってスムーズな周波数特性を実現しているスピーカーです。


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